2021年6月よりアップルに対抗してなのか、AmazonミュージックもUnlimitedの方は無料でHDへアップグレードできるようになりました。
目次
アップグレード方法
もともとUnlimited契約していたので、HDへはどうやってアップグレードするのかと少し悩みましたが、どうやらHDへ申し込みをしなければいけないようです。勝手にアップグレードしてくれれば良いのに。
アマゾンからのメールでも連絡はありました。HDにするにはメールのリンクをクリックするとアップグレードできます。
WebからはHDのページにアクセスしてHDを申し込みます。
「追加料金がかかるんですよ~」みたいな表示で紛らわしい。
実際はアップグレードなので追加料金はかかりません。
amazon music HDの特徴
Amazon musicHDには
- HD
- ULTRA HD
の2種あります。
今までのamazon musicの音質は圧縮音質最大320kbps。
HDは最大850kbps 16bit/44.1kHz
ULTRA HDは最大3730kbps 24-bit/192kHz
となります。
HDはCD音質で、ULTRA HDはCD音質以上で音楽が楽しめるようになります。
このULTRA HDをハイレゾと言います。
ハイレゾになることでより高い音域まで聞けて、より音の大きさがきめ細かくなります。
無料でアップグレードできるのですぐにアップグレードしましょう。
HDは7500万曲以上、ULTRA HDは700万曲以上となっていますが、今後どんどん増えていくものと思われます。
データサイズには注意
音質が良くなると言うことは、よりデータを消費します。
Wi-Fi環境下のみハイレゾでそれ以外はSD音質という設定もAmazon musicアプリから変更できます。
データ消費を気にする方は必ず設定の確認をしてください。
iPhoneのハイレゾ対応
今使用のスマホはiPhoneですので、iPhoneがハイレゾに対応しているか確認します。
iPhoneは24-bit/48kHzまでは対応しています。一応ハイレゾと呼べる下限まで対応しています。
しかしiPhoneをAirPodsなどのワイヤレスイヤフォンで聞く場合、ハイレゾでは聞けません。
ワイヤレス転送する段階で16-bit/44.1kHzに変換されてしまいます。
ですのでULTRA HDではなくHD音質がワイヤレスで聞ける音質となります。
しかし、ワイヤレスで転送しているためロスレスとはなりませんから、結局HD音質ですら聞けないと言うことになります。(Bluetooth接続ワイヤレスイヤフォンはロスレスにはならない)
有線接続のイヤフォンに外付けのDACをかませて聞けばハイレゾでは聞けますが、そこまでする必要もないのかなと言うのが正直な印象。
やはりワイヤレスで聴いた方が圧倒的に楽ですし。
AndroidならLDACという規格でハイレゾをワイヤレスで聴くことが可能。
一部製品で対応しています。
ハイレゾで聞くならアンプから
ハイレゾを楽しむなら自宅でアンプを経由して楽しむのが良いと思います。
ホームシアターを構築している関係上、DENONのアンプがありましたのでこれを使ってハイレゾを楽しんでみます。
DENONのアンプにはHEOSというアプリがありまして、このアプリからamazon musicが聞けるのです。
HEOSは直接起動すること
本当にアンプでハイレゾが再生できるか検証します。
- スマホでamazon musicを起動してアンプにワイヤレス転送(アレクサキャスト)
- スマホでHEOSを起動して直接再生
試したのはこの2パターン。
まずはスマホのアマゾンミュージックアプリから曲を選択して、アンプにワイヤレス転送してみます
上のLivingRoomという名称が我が家でのDENONのアンプになります。
再生曲はULTRA HDの曲。スマホのアマゾンミュージックアプリで再生します。
iPhoneで再生しているので、楽曲の音質96kHzから24bit/48kHzに落ちています。それでもこのまま転送しても再生されればハイレゾとなります。
この24-bit/96kHzのハイレゾ曲をアレクサキャストでアンプに転送します。
転送すると16bit/44.1kHzに落ちていますね。
FLACですがキャストすると音質が下がるようです。FLACですからロスレスではあります。HD音質です。
Bluetoothのワイヤレスイヤフォンよりは高音質になります。
次はスマホのHEOSアプリから曲を再生してみます。
DENONのアンプを操作するアプリがHEOSです。
見事に24bit/192kHzのハイレゾのまま再生されています。amzon music最高音質となります。
ULTRA HDであっても、曲によって音質が違いますので注意してください。
欠点があるとすればHEOSのアプリは純正のamazon musicアプリより操作性が劣ります。
曲を探すのが純正アプリほど楽では無いです。
もう少し改善されるともっと便利なのですが。
今回使用したDENONのアンプはAVR-X4400H。ハイレゾ対応、HEOS搭載アンプです。
ULTRA HDを聞いてみる
アンプのサウンドモードを「Pure Direct」にして聴いてみます。
我が家の環境はドルビーアトモス5.1.4ですが、音楽を聴くなら余計なスピーカーは鳴らさず、最高音質で聴きます。
確かに解像度は上がっていますね。緻密さが増しているようです。
が、「正直よくわからない」。
とりあえず最高スペックで聴ければ満足といったところ。
まとめ
実際のところスピーカーをより良いものにすればハイレゾをもっと楽しめると思います。
アンプも大事ですが、一番大事なのはスピーカーです。これはよく言われる話です。
ワイヤレスでのハイレゾは現段階ではあきらめて、SD音質で普通に聴くのが良いです。
今までワイヤレスで音楽を聴いていて、ハイレゾで聴きたいがためにDACと有線イヤフォンを購入するのはちょっと割に合いませんし、手軽では無いですね。
AndroidならLDAC対応もちらほら出てきたので、これならハイレゾも聴くことが可能です。
ヘッドフォン少し高めです。
ご自宅でアンプがあって対応アプリを使用できるなら十分にハイレゾを楽しめると思いますので、これを機に体感してみるのも面白いと思います!