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プラズマか液晶か
現在使用しているテレビがパナソニック ビエラ TH-50PZ800 という当時のフラッグシップ機種。
この頃はプラズマか液晶かという2択でいろいろと議論が交わされていた時期。
結局プラズマは衰退し、液晶の時代になっていったわけですが当時の液晶テレビは画質がのっぺりしていて奥行きを感じられないものでした。
その点プラズマは黒が引き締まって奥行きを感じられ、映画好きとしてはプラズマ1択でした。液晶はテロップなど動きが速いと残像がみられ、アクション映画には不向きで、その点プラズマは動きが速い映像にも対応していて満足感はかなり高かったです。
当時の50インチプラズマテレビ購入価格
レシートもとってあったので見返してみました。
2009年1月購入で税込み21万ぴったりでした。
今とそんなに変わらないですかね。冷静に考えるとフラッグシップ機で21万は安いのではないでしょうか?今50~55インチのフラッグシップ機は30万近くしますよね。そう考えると、ほしいときが買い替え時なのかもしれません。
ちなみにDIGAも同時購入していて、320GB容量のものですが、約8万で購入しています。HDD関係のDIGAは今の方が性能も上で大容量で、チューナー搭載数も増えて同時録画できますから、これは今の方が安いです。
今回購入の55GZ1000は約20万で購入しました。DIGAは約7万。
購入動機と機種選択
11年間使用しているプラズマテレビは一度も壊れることなく今も快調に動いています。これは当たり機種ですね。
ほとんどテレビも見ないし、気合い入れて映画を見るときはスクリーンを降ろしますので現状不満はなかったです。
問題があるとすればFirestickTVですね。
現在アンプにFirestickを刺してプライムビデオを見ているのですが、初期のStickなので反応が遅く、フリーズも頻繁。
新型のFirestick4Kに交換すればCPUも強化され、動作もキビキビで問題が無いのですが、わざわざ買い替えるほどでもない。(プロジェクターで見る場合は結局使用しなければなりませんが)
またDIGAが320GBしかないのでちょっと容量を圧迫してきた。
容量の問題に関しては買い替えを行うしかありません。
ということでテレビは壊れていませんが、思い切って買い替えることにしました。
レコーダーDIGAの必要性
今はブルーレイやDVDを借りて鑑賞するというよりは、アマゾンプライムなどでオンラインレンタルして見るという機会が多くなりましたので、正直DIGAは必要ないのかと思います。
HDDをTVにつなげば格安で録画できますし、容量もどんどん増やせます。
DIGAなど外部レコーダーを使用するメリットはCMスキップ位でしょうか。
しかし私はUHDブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)が見たいがために購入しました。これに関しては完全に趣味の領域です。
アプリで「どこでもDIGA」というのがあります。
これはDIGAをネットに接続していれば、外部からアプリで録画予約が可能というもの。また、録画したものを持ち出しで見ることも可能です。
外部からの予約は非常に便利で、録画を思い立ったらスマホからすぐに録画予約ができるのは思いの外快適です。これを使用したいならDIGAの購入もありだと思います。
以前使用していたレコーダーの中身はどうするか
新しい機種に録画を移動させることもできますが、今回はこれを行いませんでした。かといってBD-ROMに移動もお金がかかるのでやりません。
古い機種のDIGAでしたが、「おうちジャンプリンク」という機能がありまして、同じネットワーク上にDIGAを接続していればHDMIケーブルを接続しなくてもネットワーク経由で録画したものを見ることができます。
これはネットワークにつながっている最近のテレビではほとんど対応しているので見ることが可能。
LANで接続できれば置き場所は問われません。今回はTVボードに空きがあったのでそこに古いDIGAを格納し、有線でLANに接続しました。
ネットワーク経由でも視聴したものの削除が可能です。
学習リモコンやスマートリモコン使用の場合は買い替え時メーカーを揃えると楽
学習リモコンやスマートリモコンは赤外線を使用しているものが多いです。
そのため、テレビ選択においても無線リモコンではなく赤外線リモコンの機種を選ぶ必要があります。
メーカーや機種によっても違うので注意が必要です。
我が家はどちらも使用しているので買い替え機種を赤外線対応テレビから選ぶことになりました。
パナソニックは赤外線リモコンなので助かります。
ちなみに使用している学習リモコンはソニー。
この学習リモコンはマクロも対応しているので、ボタン一つでホームシアターを見るための準備や、終了も可能で便利です。
またアマゾンエコーを介してスマートリモコンもセットしてあるので音声でテレビをつけたりホームシアターを準備したりが可能です。
テレビの赤外線ですが、パナソニックからパナソニックへの買い替えでしたので、赤外線チャンネルが一緒でした!
11年前のものと基本は同じなんですね。
ですのでもう一度リモコンに信号を学習させる必要が無くそのまま使用が可能でした。
これはメーカーを揃えて良かった点ですね。
学習リモコンとかもマクロ組んであるので新たに覚えさせるのが大変なんですよね・・・
一部新たな機能が付いていたので、それに関しては新規で登録を行いました。
学習リモコンやスマートリモコンを使用しているならば同じメーカーに買い替えた方が設定が楽です。
センタースピーカーの高さと奥行き対策
ドルビーアトモス5.1.4chを組んであるので、センタースピーカーが必要となっています。
テレビの壁掛けを想定して作っていなかったので造作してあるTVボードにテレビを置くだけになります。
以前のプラズマテレビは画面枠が大きかったので、センタースピーカーを置いても画面に干渉しませんでした。ところが最近のテレビは枠も細いし、台座もないものも多いです。
そうするとTVボードのテレビ自体を持ち上げてスピーカーに干渉しないようにする必要があります。
※画像の映り込みを削除しています。
TVボードから画面枠まで約16cmの高さがありますが、最近のテレビはほとんど高さがないものも多いです。
新築を考えているなら絶対に壁掛けを推奨します。
また、台座の場所も重要です。画面両端に台座があるものか、画面中央に台座があるものか。
これにはセンタースピーカーの奥行きも考える必要があるので注意が必要です。
もしTVの台座が中央にあった場合は、その台座を持ち上げる必要があります。そうすると台座の前にセンタースピーカーを置くことになりますが、センタースピーカーが巨大だとTVボードの奥行きが足りずにスピーカーがTVボードからはみ出してしまいます。
テレビ両端に台座があった場合は、2ヶ所を持ち上げる必要がありますが、TV中央に台座がないので、その分奥行きのあるセンタースピーカーでもTVボードに置くことができるでしょう。
このようにセンタースピーカーの大きさとTVボードの奥行きをしっかり測定した上で購入するテレビを選定してください。
テレビを持ち上げる方法
これもいろいろ悩みました。
①発泡スチロールブロックで台座を持ち上げる
②大理石などでテレビを持ち上げる
③なにか台を作ったり買ったりして持ち上げる
この3点の方法で考えました。
まず発泡スチロールブロックです。これはダイソーやセリアなどでも売られています。とくにダイソーのブロックは耐荷重が60kgと十分。テレビも余裕で持ち上げることができるでしょう。しかも安い。
このブロックを6個位でテレビの台座の下に引く方法を考えたのですが、長期的に(10年位)テレビの下に置いておくので、大丈夫とはいえ、地震も気になりますし却下しました。
大理石は高さの問題があって取りやめました。どうしてもTVボードから12cm程度持ち上げることになるのですが、大きくなればなるほど重いし、そこまで厚みのある大理石はなかなかないです。
結局③の台での持ち上げになったわけですが、パソコンモニター台では耐荷重がまったく足りませんでした。また、テレビの台座の奥行きに合う良いものがなかったです。
食洗機ラックでテレビを持ち上げる
値段はそこそこしますが、日本製で耐荷重も60kgまで耐えられる素晴らしい商品を発見。
それが食洗機用ラック。
これは数サイズあるのと、幅がある程度伸ばしたりして対応できる商品。
また、高さもアジャスターで1cmなら自由に変更できます。
天板はアルミですが、フレームはスチール。本体自体も2.5kg前後と軽量。
これであれば10年テレビを載せていても安心できます。
このような感じで頑丈。この上にステンレス板を載せます。
アジャスターで高さも変更可能。
高さも十分で、テレビにスピーカーが干渉しません。
これであればもっと大きなセンタースピーカーも置けますね。
ただし、スピーカーの後ろに台座がありますので、その分TVボードの奥行きを占拠してしまっています。これが嫌なら台座がテレビ両端にある機種を選んでください。その分スピーカーの置くスペースが増えますので。
正面から見ると台座が見えてしまっているので、これに関しては黒いアクリル板などで隠してしまおうと考えています。
プラズマと有機ELの比較
今回購入したテレビはGZ1000です。GZ2000というドルビーアトモス対応テレビがありましたが、我が家はドルビーアトモスホームの5.1.4ch構成ですので、GZ2000は必要なしと判断。GZ2000の方がパネルも綺麗にチューニングされているようですが、そこまでのものは必要が無いと判断。
TH-50PZ800 | TH-55GZ1000 | TH-55HX950 | |
画素数 | プラズマ 1920×1080 | 4K有機 EL3840×2160 | 4K液晶 3840×2160 |
重量 | 約46kg | 約 27.5 kg | 約28.5kg |
消費電力 | 585W | 358W | 219W |
いくらプラズマはきれいだと言われていても10年以上前の商品。
圧倒的に画素数が違いすぎます。
重量もプラズマは前面ガラスが貼ってあり重い。
消費電力も半端なくて585W。実際テレビのそばは暑くなります。これを見ると有機ELよりも液晶の方がさらにエコですね。
プラズマより今のテレビは格段に綺麗です。やはり4K対応は段違いですね。我が家には液晶も別な部屋に壁掛けしてあるのですが、4Kではないのでそこまで綺麗とも思いませんでした。しかし4Kになってくると明らかに綺麗さが違います。
また電気店で液晶と有機ELの比較もしていますが、比較対象となるものがない家でみるとどれでも綺麗なのではないかと。テレビ画面の大きさを重視して液晶の75インチを購入しようかなと思いましたが、実際液晶でも良かったかもしれませんね。普通に液晶でも綺麗だと思います。
ただ、明らかにわかるのは有機ELだと黒の再現力は液晶とははっきりと違います。プラズマと同じく自発光方式なの奥行き感が出ます。映画の暗いシーンでは違いがはっきりとわかるでしょう。
アクション映画も見ましたが残像もなく快適な視聴が可能です。
ビエラにはアンドロイドは搭載されていませんが、アプリが入っているので普通にプライムビデオなどは見ることが可能です。
アンドロイド搭載テレビは動作がもたつくことが多いと言われていますが、ビエラはアンドロイドが入っていないのでキビキビ動きます。アプリの切り替えやチャンネル切り替えも早いと思います。プラズマと変わらないか、若干早いと言ったところですね。
HDMIケーブル。30Pと60P。
アンプとの連携も、以前はHDMIケーブルと光ケーブルの2つが必要でしたが、最新のテレビではHDMIケーブル1本ですむのも便利です。
ただし、HDMIケーブルは60Pのケーブルに買い替える必要があります。紛らわしいのは4K対応でも30Pのケーブルもあると言うことですね。
かならず60Pのケーブルを購入してください。安いからと言って30Pを購入すると動きになめらかさが出ない可能性があります。
また、安いHDMIケーブルの購入はやめましょう。私も以前安いHDMIケーブルを購入したことがあるのですが、映像が途切れたりしてひどい目に遭いました。ケーブルをきちんと変えたところ綺麗に映るように。
パナソニックを購入しておけば間違いないです。ちなみに今回は電気店に長いパナソニックが無く、JVC(ケンウッド)のHDMIケーブルを購入。
このJVC恐ろしく高いのですが、パナソニック以下まで値段を下げていただいたので購入しました。機器との相性問題が気になりましたが、まったく問題なく伝送しているようです。きちんとしたメーカーのものを購入すれば問題ないので、ケーブルだからと言って値段をけちらないようにしましょう。
まとめ
プラズマから有機ELに買い替えましたが、過去の購入金額を見るとあまり変わっていないなぁというのが正直な感想。
毎年新製品はでるし、どんどん良くなっていくのでほしいときが買い時です。
6月に新製品が出るので、値段が安くなった旧製品を購入しました。
ホームシアターを組んでいてセンタースピーカーがある場合の対処法を含めてこんな方法があるよと言うことも書いてみました。
設置してから地震も数回ありましたが、まったく倒れる気配もなく安定しています。
ただ今から家を建てられる方は絶対に壁補強して壁掛けにしてください。ケーブルも壁の裏を通して見えなくなりますし、スピーカーの大きさに振り回されることもないですし、TVボードの上も綺麗になると思います。
食洗機ラックは頑丈ですので、持ち上げる必要がある人にはおすすめです。
耐荷重も十分です。検討してみてください。