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芝生にまだらな黒い斑点
芝生にまだらな斑点が現れました。
この時期になると毎年現れます。
スギナも出てますし、キノコもありますね。
近づいてみると、カビのようなものが。
これは「ほこりかび病」です。
ほこりかび病の発生条件
バイエルのページを参照させていただくとこのような記載が。
ほこりかび病
https://www.environmentalscience.bayer.jp/Turf-Management/What-To-Control/Slime-mold
病原体:ホコリカビ菌(粘菌類、変形菌類)
梅雨や秋雨の時期に降雨が続き、空気中の湿度が飽和状態になったときに突如として葉に子実体が発生する。この子実体は胞子の塊りで、菌の種類によって白色、灰色、紫色、褐色、黒色を呈する。芝へに影響は少ないが、その異様さに驚くことが多い。フェアウェイやグリーンに胞子が空気伝染してスポット~筋状に発生する。
梅雨時期になると毎年発生しますが、1年に1回なので毎回忘れて発生したときにぎょっとします。
キノコも生えますが、これは適当に除去しておきます。
今年は有機肥料中心で管理しているので、ほこりかび病が出やすい条件なのかもしれません。
有機肥料を撒くとキノコが生えやすくなるので、おすすめはしません。
化成肥料のメネデールが良いです。
ほこりかび病が起きたときの対策
基本は放置します。
放置しても枯れないからです。通常の芝刈りだけ行うことで、ある程度の胞子は除去できます。
見た目は悪いですが、薬剤散布は行いません。
また、ほこりかび病が発生した場合は肥料を散布してはいけません。
肥料を与えることでカビの栄養源になります。
梅雨時期は雨も多いし、気温も高めなので芝刈りだけしておいても芝生が刈れることは無いでしょう。
梅雨が終わってからっと晴れたら肥料を再開してください。
雑草にMCPP散布
かびの部分もそのまま無視して芝刈り。すべては取り切れませんが、放置で良いです。そのうち無くなります。
下は芝刈り後。
前回スミチオンを散布したので、まだらの原因であったシバツトガを滅したので綺麗になってきました。
だめ押しでもう一度スミチオンを散布。ついでにMCPPも適当に混ぜて雑草も除去します。ブレンドすると楽ですね。
前回スミチオンを切らして薄めの散布になったので、今回は規定量を散布します。
100mLのスミチオンに水100mL足して2倍に希釈してスプレイヤーに入れます。スプレイヤーの倍率を500倍に合わせて、1000倍希釈で散布。
MCPPも適当に混ぜ込んで散布。
MCPPは芝生に使える除草剤です。広範囲に散布するならスプレイヤーは必須。
これがあるといろいろと希釈して散布できるので芝生の省力管理が可能です。
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