ダイソンの新型スティック掃除機を購入しました。
コード付き掃除機からの買い換えになります。
目次
コードレス選定理由
- 階段掃除がコードレスは楽
- コンセントの差し替えが面倒
- さっと掃除できる
- コードレス掃除機は取り回しが楽
以上がコードレス剪定の主な理由です。
今の掃除機は本体も重いし、階段の掃除するのが大変です。(コード式サイクロン掃除機)
1Fでコンセントを刺して階段を掃除し、登り切ったら本体をおいて1Fまでコンセントを抜きに戻って、また2F掃除のためにコンセントをつなぎ直す。
また、コードが伸びる範囲しか届かないので、あと少しで掃除が終わるって時にコンセント差し替えが手間でした。
機動力が高くて軽いのはコードレスだと判断しました。
コードレスのデメリットと対処
- 運転時間が短い
- フルパワーだと10分程度でバッテリーが切れる
- エコ運転だと吸引力が不安
以上が主なデメリットです。
運転時間が短いのは確かに気になりますが、連続1時間も掃除してるかと言ったらしていない。1時間程度バッテリーが持続する機種があれば十分。
フルパワーで充電が切れるのは不安です。エコ自動運転だとしっかり吸えているか正直わかりません。これについては仕事率の良いメーカーを選んだ方が良いでしょう。
我が家の場合は平日はルンバが毎日掃除していますので、エコ運転でも問題が無いと判断しました。
ただ、ルンバのダストボックス掃除に、掃除機の隙間ノズルが必須なので、隙間ノズルが付いている機種が必要。
また、空気清浄機などフィルター掃除にブラシが付いているノズルも必要ですので、ブラシノズルが付いていることも我が家では必要です。
機種の比較
機種名 | Dyson Digital Slim Fluffy | パナMC-SBU840 | 日立PV-BL20G |
吸引仕事率 | 不明 | 10~205W | 不明 |
運転時間 | 強:5分 中:25分 エコ:40分 | 強:6分 自動:18~30分 エコ:40分 | 強:8分 自動:30分 |
本体質量 (スティック時) | 1.9kg | 2.6kg | 1.3kg |
集塵容積 | 0.3L | 0.2L | 0.15L |
クリーンセンサー | なし | あり | なし |
ノズルタイプ | パワーヘッド | パワーヘッド (自走式) | パワーヘッド (自走式) |
電池 | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
充電時間 | 3.5時間 | 3時間 | 3.5時間 |
充電ドック | あり | あり | あり |
付属品 | ミニモーターヘッド 隙間ノズル コンビネーションノズル | ペタ隙間ノズル 隙間ノズル 布団清潔ノズル ロングホース | ハンディノズル 隙間ブラシ |
吸引仕事率は良い方が良いのですが、ダイソンなど不明なメーカーも多いです。
ノズル形状などにも左右されますので、これに関しては店頭の実演などで確認した方が良いです。
運転時間は通常だと40分が最長のようです。部屋数にもよりますが、多い部屋数だとギリギリ持つかなと言ったところ。
本体質量はもちろん軽い方が良いです。日立は圧倒的に軽い!重いと疲れます。
集塵容量に関してはそこまで気にする必要は無いです。たまれば捨てますし。
クリーンセンサーは個人的にはあっても良いかなと。パナソニックの掃除機をずっと使ってきましたが、ゴミやダニがあると赤く点滅して、綺麗になると青く光ります。これによってパワーを自動制御します。
ノズルの自走式はあると力がいりません。とくにカーペットなどが多いご家庭では自走式は軽い力で掃除が楽にできます。ダイソンはヘッドは回転しますが自走しません。フラフィヘッドではカーペットの掃除は力が必要だと思います。
カーペットが多い家では自走式ヘッドのメーカーを選択した方が良いかもしれません。
電池はすべてリチウム電池なので、継ぎ足し充電しても劣化は少ないでしょう。充電時間に関しては横並びです。紹介したすべての機種に充電ドックが付属していますので、終わったらドックにかけておくだけです。時間は気にならないと思います。
付属品に関しても隙間ノズルとブラシも付いていますので、基本的な掃除は可能です。
パナソニックはふとんノズルが付いています。ダイソンもフラフィ+ならフトンツールも付属していますが、ミニモーターヘッドでソファと布団が掃除できますのでフラフィで十分です。日立は別売りです。
ダイソンのトリガーノズルは指が痛い
ダイソンはバッテリーを効率的に使用するために、トリガー式となっています。
トリガーを引いているときだけ電源が入ります。
これがかなりつらい。店頭で少しの時間だけ引くのは楽なのですが、自宅で掃除している間中トリガーを引きっぱなしにしているとかなり指が痛くなります。
10分引きっぱなしでもけっこう痛いです。
日本メーカーは基本ボタン式で、掃除中はグリップを握るだけで掃除ができます。これは当たり前ですが楽です。
実機でしっかり確認してください。勢いだけでダイソンにすると後悔するかもしれません。
ノズルの切り替えはパナソニックが便利
子ノズルに切り替える場合、パナソニックは最高に便利です。
親ノズルで掃除中、隙間掃除をする際に親ノズルに付いているペダルを踏むだけで親ノズルが分離して子ノズルになります。
これは使っていて便利です。また隙間は暗いところが多いのですが、子ノズルにLEDライトが付いています。あるとほこりが浮かび上がって見えるのでゴミを見逃すことがありません。日立は親ノズルにLEDライトが付いています。
ダイソンは子ノズルがないので、ヘッドを外して隙間ノズルにするしかありません。
日立はアタッチメントボタンが付いていて脱着が楽にできます。
ブラシに毛が絡まりにくいのは?
絡まりにくい構造はダイソンとパナソニックです。
パナソニックも新型はブラシ形状を変えてきて、ダイソンフラフィヘッド寄りの構造になりました。
ダストボックスの水洗い
3機種とも水洗い可能となっています。
以前はフィルター部分は水洗いできなかったのですが、これに関してもすべてできるようになっています。
ただしダイソンの説明書にはフィルター類は24時間以上乾燥させろと記載があります。すべての機種にいえますが、水分がなくなるまでからっと乾燥させてください。基本は歯ブラシなどでのフィルター掃除で十分でしょう。
充電ドックの配線について
ダイソンとパナソニックは充電ドックに配線をうまく隠す仕組みになっています。アダプタ部分はどちらも見えますが、配線はダイソンは裏に、パナソニックは中に隠せるようになっています。
日立は充電ドックと言うよりは自立できる台で、掃除機本体にコネクタを差し込む形となっています。ですので、充電コードはむき出しとなります。掃除するさいも自分でコネクタを取り外して床に置いておく形となります。
あまりスマートとはいえません。
今回購入にあたり重視したこと
最終的にダイソンとパナソニックで悩みました。
運転時間が30分では我が家の部屋数では心許ないので日立は選択肢から外れました。
使い慣れているパナソニックにしようと思ったのですが、コードレスにおいては軽さも重要でしたのでパナソニックの2.6kgはちょっと重い。
ということで今回はダイソンになりました。
Dyson digital slimを写真で紹介
従来の壁に穴を空けて充電するパーツも付いています。充電ドックを使用する場合は必要ありません。
新開発のコンパクトなモーターとダストボックス。
以前のV8slimは107,000回転。V11が125,000回転。digital slimは120,000回転。
V8よりは圧倒的に吸引力が上がっています。大きなV11と遜色なし。
充電パックもコンパクトです。
ゴミを捨てる場合は、赤いレバーを下に下げると自動的に蓋が開いてゴミが下に落ちる仕組み。ゴミ捨ては簡単です。
V11のヘッドに比べてかなりコンパクトになっています。店頭で実機確認すればわかりますが、小さいです。
ヘッドがコンパクトになり、ヘッドの動きも柔軟になっています。
プラスチック部分が少ないので床に傷は付きにくそうな感じです。
ミニモーターヘッド。これでソファやベッドを綺麗にします。
また、階段掃除もこれをつけて行うと簡単だと思います。ただ、あとで記載しますがこのヘッドを本体にはつけておけないのです。
ここまでコンパクトに。たしかにソファとベッド掃除は楽でした。
本体にアタッチメントをつけられるようになっています。
ただしモーターヘッドは取り付け不可。
充電ドック組み立て方法。
裏からコネクタを回してセット。
後ろに配線をはめる溝があります。上部は蓋で隠せます。
蓋を閉めます。
ドックにもアタッチメントをつけることができます。
フラフィ+を購入してアタッチメントが多い人は便利かも。
でもモーターヘッドは大きすぎてつけられません・・・残念。
完成。けっこうコンパクトですね。
digital slimの特徴として液晶モニタが付いています。
異物つまりなどのアラートも表示されます。
フィルターなどがうまくはまっていないとアラートが表示され、対処法もアニメ表示されます。
運転時間がわかるのは便利ですね。
使用感
エコモードで使用しましたが、とくに吸引力が弱いとも感じませんでした。
むしろエコモードで十分です。
ゴミを吸ってはいるのですが、いままでのパナソニックのゴミセンサーに慣れてしまって吸ったかどうかの確認ができないのが痛いですね。これは信じるしかないです。ヘッドの大きさも以前のパナソニックと変わりませんがバッテリーに時間制限があるのでゴミを吸ったと信じて手早く掃除する必要があります。
バッテリー駆動時間に関しては秒単位で表示されます。一気に減ることもなく安定しているようです。
以前のキャニスター型よりスティック部分が短いので長い机の下を掃除するときにかがむ必要がありちょっと大変でした。ベッドの下も届かない可能性があります。これに関しては基本ルンバが掃除するので気にしません。
トリガーに関しては痛いです。ダイソンもボタン式にしてほしいです。ここはかなりいただけません。押したり引いたり、斜めにしている間もトリガーを引き続けるのはきついです。
ゴミがダストビンのステンレス部分に絡まってしまうのはパナソニックと変わらないですね。どうしても髪の毛を吸うと、そこからほこりが絡まっていきます。
ゴミ捨てはレバーを押すだけで簡単です。その際にステンレス部分も一気に排出されるのは便利だなと思いました。以前のパナソニックは手で絡まりを取っていましたから。ただ、髪の毛はちょっと残るので、ブラシでとりました。
部品はフィルター含め丸洗い可能となっていますので、以前のダイソンよりは良いかもしれません。パナソニックも日立も丸洗いは可能です。乾燥時間は24時間かけろと記載はあります。
LDKも1部屋とカウントして8部屋+廊下で約32分かかりました。
初期値が42分で、掃除終わりの残量は10分。
部屋数が多いので心配でしたが無事掃除完了。
コードも無いので1Fから2Fまでスムーズに掃除できます。これはおもったより楽かもしれません。
購入後2ヶ月使用してのレビュー
購入していろいろ使用してみました。
メリット
1.本体が軽くて掃除しやすい
デジタルスリムは軽さがウリだけあって本当に軽いです。これを使用してからコード式を使用すると重くて、こんなに重かったのかと実感します。
2.コードレスは最高
どこでも持って行けるので、機動性が良いです。階段掃除も軽いし楽々。コードの差し替えも無いからシームレスに1Fから2Fまで掃除が可能。
車の掃除にもささっと持って行けるし、エアコン掃除など、上の方の掃除も楽になりました。
ソファやベッドの掃除も付属アタッチメントに付け替えて掃除する頻度が増えました。そして吸引される謎の白い粉。。。こんなに吸えるんですね。
デメリット
1.ダストボックス容器が小さい
普段はルンバで掃除して、週末のみダイソンで掃除しています。毎日ルンバのゴミをダイソンで吸引していますが、週末にはダスト容器がいっぱいになります。
そのため週末の掃除ではダスト容器を掃除してからダイソンで掃除します。
スティック型の容器が小さいのは仕方ないですね。
2.ダスト容器掃除は室内では無理そう
今までのサイクロン式も髪の毛など容器に絡まっていましたが、やはりダイソンでも絡まります。やはりある程度分解して髪の毛の詰まりなどを除去する必要があるので屋外でやった方が良いです。また本体を軽くたたくとチリなどがどんどん出てきます。室内では舞い上がるのでやりたくないですね。
3.継ぎ手パイプがちょっと短い
パイプが短いので、今までなら簡単に届いていた部分が届かなかったり。
ちょっとしゃがんでやれば良いだけですが、もう少し長ければなぁと思います。
ただ長くすると重くなるので仕方ないですね。
4.エコモードでは吸引力が落ちる
基本掃除はエコモードで行います。普段の掃除では十分だと思いますが、隙間ノズルをつけてエコモードで吸引してもほとんど吸えていません。
中や強モードに切り替えて吸引すれば問題なしです。
デメリットも多く書きましたが、メリットの方が大きいです。機動性が良いと掃除もする頻度も上がるし、きちんと適切なモードに切り替えて掃除すればしっかり掃除できるからです。やはりコードからの解放は最高ですね。
まとめ
コードレスとコードありは一長一短です。掃除スタイルにより選択する必要があります。
コードレスでもどれを重視するかによると思います。
今回は重さとバッテリー駆動時間を優先して選びました。
コードレスは価格も高いので実機をしっかりと確認して十分比較した上で購入してください。