カリモク カウチソファーZU46レビュー 

ソファー新調しました。

10年も使用した布張りソファー、クッションもへたり、表面の布も擦り切れて色褪せてしまったので買い替えることに。

小さかった子供も10年も経てば大きくなります。もうソファーを汚す心配もないので買い替えても問題なしと判断しました。子供が小さいご家庭はソファーが汚れたり、子供が飛び跳ねたりすることがあるので安価なもので十分かも。

今まで使用していたソファーは日本のメーカーでユーカスという福岡の会社。サレナ(旧アルマ)という型番のものがおしゃれで新築時に購入していたのです。

その当時もカリモクが欲しかったのですが、カリモクのカウチソファーは定価で約60万くらいしていたのでダイニングテーブルとリビングテーブルはカリモクにして、ソファーはユーカスにしていました。ユーカスソファーは確かセールで25万位だったような気がします。カリモクに比べれば安かったですし、デザインがおしゃれでした。新築時は何かとお金がかかるのでソファー単体に60万も出せませんでした。

革張りか布張りか

今までが布張りで生地の褪色や擦り切れが目立っていましたので、今回は革にすることにしました。

布だったので擦り切れ結構あるんですよ。色も太陽光が場所的に結構当たるので色褪せも酷い感じです。

もちろん革も褪色や劣化はありますが、そこは定期的なメンテナンスを行うことで長持ちさせることとしました。革用のメンテナンスキットを購入してお手入れしてください。

革、特に本革買う方はメンテナンスをしっかり、メンテナンスキットで年に2〜3回行いましょう。スマホのスケジュール機能を使うと忘れなくて良いですね。

革の場合夏は蒸れますし、冬はひんやりすると言われますが冬はそんなにひんやりしません。地肌に直接触れるわけでもないですし。布は水などが染み込んでクッションにダメージがあるので厄介ですが、まぁソファーでの飲食に気をつければ良いのでしょう。革も水分大敵なので布と変わりはないですが、染み込みはしないのでなんとか救済可能。ただダニは布張りの方が多くなりがちです。

座面が擦り切れていますね。約10年使った劣化もありますが、これはクッションを置いたときのファスナーで擦り切れているのだと思います。ソファーにクッションを置く方はファスナー側を上に向けておかないと引っかかってほつれてしまう可能性があります。

ソファーの色も褪色しているのがわかるでしょうか?奥の座面は濃い茶色です。実はこれ予備でカバーを1枚いただいていたのを1年前に交換したのです。元はこのように濃い茶色でした。手前は窓に近いので白くなってしまっていますね。また、座っているとクッションが変形していくのでカバーもずれていくんですね。カバーのラインが微妙に歪んでいます。真ん中の座面はファスナーがある白いラインが見えてしまっています。クッションタイプは座っていると変形していくので、すごく気になります。

本体の白い合成皮革はほとんど劣化していません。合成の皮なので全く手入れしていないのですが丈夫だなということがわかります。皮も太陽光で劣化すると思うのですがひび割れも全くみられず綺麗な状態です。ユーカスソファーはデザインが良いですね。

革の種類

大きく本革か合成皮革の2種あります。お手入れ楽な方が良いなら合成皮革が良いです。

本革もカリモクにはリーベルとネオスムースとソフトグレインの3種類あります。

一番高いのはリーベルです。高級自動車で使用されているセミアニリン本革となります。手触りも良いです。

ソフトグレインはザラザラした感じです。好きな方は良いと思います。

今回は欲しい色がネオスムースしかなかったため中間のネオスムースを選択しました。

ソファーの色はどうするか?

ソファーの色はすごく悩みました。今のソファーは外側が合成の革で白色。座面は茶色でした。

外側が白だったので部屋の圧迫感は抑えられていたと思います。また、布張りだったので色もたくさんの種類の中から選べたのが大きいです。

今回は革ソファーなので色はあまり選べませんし、同じような色でも布と違って風合いが全然違います。正直色だけで選ぶなら布生地が種類も豊富で選びやすいです。

しかし今回は革で行くと決めていました。そして本革を選択したためさらに選べる色が減ってしまいました。

色を考える時に下記のような合わせ方があります。

壁紙と合わせる

壁紙が白ならソファーも白にしましょうという考え方です。濃いめの色なら壁紙と同じような色のソファーにすると統一感が出て浮きません。壁紙が白でソファーも白なら圧迫感がなく部屋が広く見えます。

カーテンと合わせる

新築したならインテリアコーディネーターさんが入ってカーテンの色を決めてくれていると思います。我が家はコーディネーターさん任せでしたので良い感じで満足しています。このカーテンにソファーの色を合わせると圧迫感がなくなります。

床の色と合わせる

床の色が濃いのか薄いのか。大理石で白なのか。これを元に合わせるのも良いですね。

目立たせる

今までは圧迫感がないようなコーディネートでしたが、あえてソファーを主役に据えるのもありです。赤のソファーで主役にしてしまうのも良いでしょう。

今回のソファーは「黒」

我が家は無難に白の壁紙でカーテンが灰色です。これに合わせるとなると白か灰色がベストとなります。

灰色はカリモクだと「グレージュ」となります。カタログ色ですね。人気のようです。日本のインテリアに合わせやすいのだと思います。

ただちょっとグレージュが夫婦ともに気に入らず、かといってホワイトは綺麗なのですが選択する勇気が出ず。実家のソファーは白で、そこまで汚れが目立つわけでもないので(目立ちやすいので逆に掃除を頻繁にする)白でも良かったのですが。

我が家はリビングの一部壁紙が黒いタイルを貼ってあるので、黒系でもいけるのではないかということで、ソファーも黒系にするという博打に出ました。圧迫感が出るのはわかっているのですが・・・

ブラックベリーなら真っ黒といわけではなく若干青みがかかっているので気に入りまして、ネオスムースのブラックブリーを選択。

色はしっかり悩むべきです。どんな家にも合わせやすいのは白だと思います。圧迫感もなくなりますので。特にハイバックで黒は部屋が大きくないと圧迫感が出やすいでしょう。しかし今回はTVが設置してある背面タイル色が黒なのでそこに合わせて高級感を演出することに。さて吉と出るか・・・

ソファーはハイバック&シェーズロング

今のソファーはヘッドレストを座る面全てに付けています。これがちょっと格好悪いのです。かといってヘッドレストないと映画見る時などに首が疲れます。

また足を伸ばしたいのでカウチソファ(シェーズロング)タイプを選択。

スツールは今のソファーのをしばらく使用してみて新しいものを購入するか検討にしました。

足が伸ばせると楽ですね。足が伸ばせるソファーは値段もそこそこ跳ね上がります。

ハイバックの欠点として、常に姿勢が良い状態にしていなければならないということが挙げられます。

ローソファーなら首を曲げたり後ろに倒したりできます。店頭では思い切りだらけて座ってみてください。ハイバックで本当に良いのかロータイプにヘッドレストが良いのか、自分はどちらのタイプなのか検討できると思います。

さらにルンバがソファーの下を通れるか否か。これは我が家では絶対条件です。

ハイバックでシェーズロング、ルンバ通り抜け可能なモデルは「ZU46」

出典:カリモク ZU46/UU46

こうやってみると2枚目の写真の布張りは綺麗ですよね。生地の色合いがすごく良いです。この色が革であったら選んだのですが、革は色が少ないです。

ZU /UU46のシェーズロングは他メーカーのカウチソファーよりも短めです。そのため上の写真のようにスツールも組み合わせると長さが伸びて良い感じになりますね。カウチソファーと呼ばれるものは寝ることが可能なので寝ること前提なら他メーカーを検討しても良いと思います。カリモクZU46はシェーズロングという分類です。布張り用なら下のようなカウチもあります。

出典:カリモク UU22

このカウチソファーは10年前に欲しかったものです。お値段もお高め。しかし革がなく布張り専用なので今回も選択できませんでした。

今使用しているソファーの横幅に合わせると、ZU46のカタログ上の写真では短くなりますので、ソファーに3人、シェーズロングに1名の計4名同時に座れるタイプを購入しています。この組み合わせで今までのソファーと同じ大きさになりました。

出典:カリモク

右(左)肘長椅子を選ぶと3人座れて、そこにシェーズロングを組み合わせると同時に4人座れるサイズとなります。ソファーに横になることも多いので、横幅が長い方が良いですが、部屋のサイズをよく測ってくださいね。部屋の広さに対してソファーが大きすぎると圧迫感が出ますので。特にハイバックは存在感が出てきます。

カリモクZU46のメリット

このZU46は座面と背もたれが一体成形されているのでズレがなくなります。ソファーを使用している方ならわかると思うのですが、マジックテープでクッションを止めているものだと座っているうちにどんどんずれてくるのです。これを戻すのが地味に面倒。また、隙間にゴミなどが溜まりやすくなります。

一体成形は交換ができないじゃないかと思われますが、実際に交換することってあまりないと思うのです。我が家の布張りソファーは10年使いました。フレームは残してクッションと布生地を交換しても良かったのですが10年も使用したので新しいソファーを購入したくなりました。交換はできないけれどカリモクは丈夫なのでメンテナンスをしっかりしていけば15年は使えると思われます。

クッション交換を行いたいなら有名メーカーを購入しましょう。メーカーが潰れたら交換できません。ちなみに今使用しているユーカスさんはまだ存在しており交換も可能でした。新品を購入するよりは安くなります。

カリモクの場合、脚も素材が選べます。カリモクさんのご提案により今使用しているリビングテーブル、ダイニングテーブルと同じ素材に合わせました。統一感が出ましたね。

価格について

革の種類やサイズによっても変わりますが、今回の構成だと

本革ネオスムース+脚素材オーク+シェーズロング+長椅子

で、お値段定価573,100円(税込)

革の素材をリーベルにすると650,100円(税込)となります。

ここにスツールを加えると追加で8万前後かかります。リーベルだと合計70万超えますね。

カリモクはソファーの世界では安い部類に入るのですが、やっぱり庶民には高いです。ここから15〜20%程度の値引きとしてもこの構成で50万前後かかると思っていただければ。

考え方だと思うのですが、50万あれば10万セットなら5回も購入できるので定期的に新しくしていくのか、高くても気に入ったものを買ってメンテナンスしていくのか。自分で納得できる買い方を選んでください。

写真で紹介

博打で購入したブラックベリー色、さあ、我が家には合うのか?!

すごく合います!薄い床にもマッチしていますし、TVボード背面の黒いタイルとも相性が良くて空間が引き締まっています。また、新築時にカリモクで購入したリビングテーブルとダイニングテーブルと同じ色の脚材を選択したので統一感があります。幸いにもそこそこ空間にゆとりがあるので圧迫感は皆無。

太陽光が当たっているので青系が入って軽い感じになります。

逆から撮影。黒く見えますね。この感じも素敵です。ルンバも通れる高さがあります。実際に走らせても問題ありませんでした。

一体成形となっているので座っても座面ズレがないので10年使用しても問題ないでしょう。本革の場合メンテナンスキットでメンテナンスは必ず行いましょう。

ソファーを購入したらまずはプロテクションクリームで全体を保護します。(合皮は除く)

後ろは合皮なので塗りません。塗布後48時間で効果が発揮されるようです。乾燥したら一応座ることは可能です。

シェーズロング部分は足をしっかり伸ばすことが可能です。それ以外はやはりスツールが必要です。設置してから購入を考えていたので、まずは以前のソファーのスツールを使用してみました。あった方が便利ですのですぐに追加でスツールを発注しました。定価で8万程度するのですが、やはりあれば便利です。

設置時に革特有の匂いがありますが、数日経つと消えました。革ですので伸び縮みやしわができますし、動物の血筋や治り傷なども本革では出ることもあります。が、それも味として許容できるなら購入をお勧めしたいです。(むしろ本物の証です)

まとめ

壁紙が白で、カーテンは白寄りの灰色、床は薄い色でしたがブラックベリー色は空間にマッチしました。黒なので引き締まって見えます。ハイバックなので高さが出るかなと思ったのですが、思ったよりもスタイリッシュ。むしろ今まで使用していたヘッドレストの方が高さがあるように見えますし、オシャレ感がないですね。一体成形のハイバックは違和感なくてとても良いかんじです。ダイニングテーブルとリビングテーブルもソファーの脚材と同じなので空間に統一感も出ました。

革ソファーはこうやってみると布より断然お勧めします。メンテナンスの手間はありますが、1年に2回程度ですし、むしろ全くしない布よりも長持するし愛着も湧きますね!革靴のメンテナンスが好きな人はお勧めです(私は好きです)

カリモクは無難に安定しています。座り心地もとても良いです。ちなみにダイニングセットもカリモクですが、10年経ってもほぼ劣化はないですし、椅子も座り心地がやっぱり良いです。ただ価格は結構します。インテリアフェアで一気に購入するとソファーとリビングテーブルとダイニングセットだけで100万近く吹き飛びますから少しづつ買い揃えていくのも良いと思います。