肌荒れが酷いのでラムダッシュからフィリップスへ乗り換えてみた

肌荒れが酷くなってきた

私の使用しているシェーバーはパナソニックのラムダッシュです。

5枚刃のモデルで自動洗浄器付き。当時のフラッグシップモデルで現在6年目。

定期的に刃の交換はしているのですが、シェーブ後の肌荒れが酷くなって、出血することも多くなってきました。

外刃、内刃両方を交換しても出血や肌荒れは改善しませんでした。本体自体の劣化の可能性もありますが、肌荒れは刃を交換しているので問題ないはずなのです。年齢とともに肌質も変化したのが原因でしょうか。

現在のラムダッシュは6枚刃なのでさらに肌に優しいはず。ラムダッシュは深剃りが売りですが、購入して出血が変わらないと結局肌の荒れにつながります。肌荒れが続くのも嫌ですので、つなぎのつもりで肌に優しいというフィリップスを一度購入してみることにしました。

購入したフィリップスシェーバー

今回購入したフィリップスはseries 9000(S9781/31)です。

これのさらに上位にS9000 Prestigeというラインナップがあります。

どちらを購入するか悩んだのですが、最上位のS9000 Prestigeには自動洗浄装置がなぜか付いてきません。

ラムダッシュを使用した方ならわかると思いますが、ラムダッシュはシェービング後に毎日自動洗浄させるので、洗浄機が無いモデルだと衛生面が気になってしまいます。

S9000 Prestigeは水洗いして自然乾燥させるのですが、シェーバーを乾燥させる場所も無いですし、やはり自動洗浄乾燥器は必要。

できれば毎日綺麗な状態で使用したいですから。

ということでseries 9000を購入。

上位のS9000 Prestigeはより深ぞりと肌に優しくなっています。しかし価格もかなり高いので、お試しにはseries 9000で十分でしょう。

フィリップスのシェーバー形状は特殊ですね。シェービングユニットが3つ三角に並んでいる形状です。

ラムダッシュに見慣れていると違和感があります。

肌への優しさ比較

とりあえず説明書通りに使用してみたところ、確かに肌には優しい!荒れない!

フィリップスが肌へ優しいというのは本当でした。出血もありませんでした。

トリプルヘッドが動いて肌に対して面で当たるので肌への負担が軽減されます。

ラムダッシュはどうしてもシェーブ後に荒れてしまいます。

軽くシェービングしても出血してしまうんですよね。そしてひりひりします。

シェーブ方式の違いと深ぞり性能

ラムダッシュは往復式、フィリップスは回転式という違いがあります。

回転式は肌への負担が少ない。何回も肌を往復させても荒れにくいです。

一方ラムダッシュ往復式で深ぞりが可能。しかし皮膚まで削ってしまうのか出血と荒れが。

深ぞりに関して言えば個人的にはラムダッシュが良いです。剃るためにシェーバーを使用しているわけですから。フィリップスに買えてシェーブしたところを手で触ると若干のざらつきが感じられます。

夕方になるとより顕著。触るとかなり伸びているのがわかります。ラムダッシュだと深ぞりがしっかり出来ているので夕方でもそこまで気にならなかったのですが。明らかにラムダッシュの方が深ぞりが出来ています。フィリップス使用後にラムダッシュをするとチリチリと音が少しするのでやはりラムダッシュの方が深ぞりできます。

プレシェーブローションを使用してシェービングしてみると

肌荒れ対策にプレシェーブローションを使用するという選択肢があります。

私は朝洗顔後にシェービングするので、ドライでのシェービングになります。

今までならドライで問題なかったのですが、肌荒れが酷くなってきたので、これを機にプレシェーブローションを使用してみることにしました。

電気シェーバー用のものがあったのですね。


このタイプには2種類あって液体タイプかジェルタイプがあります。

これを使用することにより、ドライシェービングでの肌への引っかかりと負担が軽減されます。

フィリップスはラムダッシュに比べて深ぞりしにくいので使用してみることにしました。

結果としてはローションを付けないよりは深ぞりが出来ますが、それでもラムダッシュにはかないません。ローションとジェルタイプ両方購入して試しましたが、どちらも同じ感じ。ギャッツビーのジェルタイプは保湿作用ありです。夏はローションタイプがさらっとしてよいかも。

ラムダッシュでプレシェーブローションを使用したらどうかなと試してみましたが、出血しました。付けないよりはだいぶ肌荒れと出血は軽減されましたが。

やはり肌が弱い人にはフィリップスがおすすめできますね。

ちなみにフィリップスはウェットシェーブも出来ますのでお風呂での使用も可能です。ラムダッシュも機種によっては可能です。

自動洗浄機について

ラムダッシュを使用していて違いを感じるのは洗浄器についてです。

初め見たときに「大きい!」と思いましたが、ラムダッシュの洗浄器にシェーバーを置いたときと高さはあまり変わらなかったです。

フィリップスは洗浄音が小さく、乾燥する方式も違います。

ラムダッシュは液体の洗浄剤と水道水をまぜてセットしますが、フィリップスは洗浄タンクをセットするだけです。

洗浄頻度も説明書には週1回でもOKと記載があり、その使用頻度だと3ヶ月は洗浄カートリッジが持つようです。

もちろん毎日洗浄してもかまいません。私は毎日洗浄しています。ちなみに毎日使用で約2ヶ月後に洗浄液交換サインが出ました。長持ちです。

パナソニックと同じような感じでシェーブ後そのまま洗浄機にかけていたのですが、汚れがあまりとれていません。とりあえず水洗いしてから洗浄機にかけると、水洗いした時の水分が残っていて何回か使うと洗浄液があふれます。シェーバー水洗い→横にしてちょっと放置→水がある程度切れたら洗浄機という流れにしたところあふれなくなりました。フィリップスが洗浄機を重視していないのは水洗いで十分だからかもしれません。

乾燥方式については、ラムダッシュは洗浄器にファンが付いており、それが回って乾燥させる方式でした。比較的音もします。

一方のフィリップスはヒーター乾燥方式なので駆動音がしません。

ラムダッシュを長年使用しているとファンまわりにほこりが付着していきます。乾燥も悪くなって洗浄液が揮発していく速度があがって水を足すこともしばしば。

一方のフィリップスはヒーター乾燥で音もしません。揮発もほぼ無いです。また洗浄カートリッジも交換式ですから交換が早いです。

自然乾燥させて翌日シェービングしてみたのですが、乾ききっていないのか若干の濡れ感があります。中途半端に濡れているとシェービングで肌に引っかかるので個人的には乾燥までしっかりかけてくれる洗浄乾燥器付きの購入をお勧めします。フィリップス的にはヘッドをあけたまま自然乾燥がよさそうですね。最上位機種のプレステージに洗浄器付きがないのがないのが痛いですが、最上位機種よりも9000のほうが過圧センサーなどが付いており機能的には上ですからやはりバランスが取れた9000の購入をおすすめします。

洗浄器も静電タッチ式でボタン式ではありません。光っている部分を軽くタッチするだけで決定できるのはおしゃれですね。洗浄機にかける前に本体のシェービングユニットカバーをパカッと外せて水洗いも可能。写真ではそのまま洗っていますが、カバーは3つ一気に外せます。

本体丸洗い可能

ラムダッシュの説明書にも書いてありますが、自動洗浄だけだと汚れが落ちきらないそうで。

軽く水洗いしてから自動洗浄にかけるとより良いそうです。

フィリップスもラムダッシュもカバーは簡単に外せますから水洗いもすぐ出来ます。

追記:ひげをそった後そのまま洗浄機にかけていたらひげくずがとりにくくなってしまいました。

フィリップスの場合洗浄機にかける前に必ず水洗いをお勧めします。カバーをあけて水でサッとながしてひげくずを処理した後に洗浄機かけるとすごくきれいになりますし、使い続けてもヒゲクズが残りません。

洗浄させない場合もセットするだけで充電は可能です。ここはラムダッシュと同じく楽です。(現在発売しているものは洗浄機に充電機能はありません。

ラムダッシュとの違いは、自動洗浄器で「乾燥だけ」は出来ないことです。ですので、水洗いだけして洗浄機に戻しても乾燥されません。必ず洗浄から行程が始まります。



注意点があります。

本体を毎日水洗いしてしっかり水を切らずに自動洗浄機にかけるとそのうち洗浄液が内部であふれます。

私も毎回水洗いした後に軽く水を切って、自動洗浄器にかけていたら内部であふれていました。

本体に残った水が洗浄カートリッジに落ちていくのであふれてしまったようです。毎回洗うなら水切りはしっかり行ってください。

刃など細かく分解できるので、たまにメガネ洗浄で使用している超音波洗浄器に分解して投入しています。

刃に付いた細かい汚れもすっきり落ちます。

シチズンシステムズ
¥8,800 (2021/06/23 10:04時点 | Amazon調べ)

フィリップスの良いところは水で洗浄してもオイル注油が必要ないことですね。ラムダッシュなどは洗剤洗浄のあとはオイルのメンテが必要なのです。

ラムダッシュの洗浄器は水を吸い上げてためる部分が長期に使うとぬめりがたまるのですが、フィリップスの洗浄機は余計な溝も無くつるんとしているので汚れもたまりにくい構造で良い感じです。



私の使用だと、1回のシェービング使用(5分以内)で本体のバッテリー残量が100%から93%位になります。(回転速度最大で使用)

毎回自動洗浄するので、その都度充電は自動でされますのでバッテリー残量に関しては気にはなりません。

使用感について

フィリップスはシェーブする場合に円を描くように回転させながら剃るのがコツになります。ここが往復式と違うところです。プレシェーブローションなどを使用して軽く剃るのがコツですが、強く押し当てても肌が荒れないのはすごいと思います。8方向に稼働するヘッドが密着して深ぞりと優しさを両立しているようです。

8 方向に可動するヘッドでかつてない密着感

慣れてくるとあごの下とかラムダッシュよりよくそれます。

3つのユニットがうまく肌に当たって剃れています。

鼻の下は1つのユニットで円を描くようにして剃ればOKです。

シェービング完了までの時間はラムダッシュより少し時間がかかる程度。1~2分多く時間がかかると言ったところでしょうか。適度にやる程度なら2分もあれば終わりますし、3つのユニットのおかげで広範囲の早剃りが可能です。

ただどうしても深ぞりはラムダッシュに負けます。夕方にあごを触ると伸びてきてザラザラする感じです。しかし肌荒れに関しては全くありません。肌が荒れると身だしなみ的によくありませんからフィリップスは非常に良いと思います。深剃り重視でもよいのですが、肌が荒れて血が見えていたりすると見た目が非常によろしくないです。出血したということは皮膚を削り取っているわけですから。

往復式になれていると、円を描くようにシェービングするのになれるまで少し時間がかかります。

慣れるとそこそこ深ぞりも出来てきます。説明書通りに肌を伸ばしつつ円を描いてシェービングしてください。


まとめ

深ぞり性能は気になるものの、肌荒れが全く起こらないというフィリップスはとても良いです。

おすすめできる人は

  • 敏感肌でも深ぞりしたい人
  • ウェットでもドライでもシェーブしたい人
  • 濃くて日に数回シェーブしたい人
  • 絶対に肌荒れを起こしたくない人

上記がフィリップスの使用をお勧めできる人ですね。

とくに電気シェーバーの肌荒れに悩んでいる方はフィリップスをおすすめします。

ラムダッシュで毎日出血と肌荒れを起こしていたのですが、まったく無くなりました。深ぞりとのトレードオフと言ったところではありますが、フィリップスが深ぞりできないかというとそうでも無いです。あくまでラムダッシュと比べて深ぞりが出来ないという話で、ほんのちょっとの差ですから、これでも深ぞりしている部類に入ると思います。

一ヶ月程度使用して慣れてきたのか、こんなものかなと思うようになりました。あご下の肌荒れ、出血がなくなってすごく満足しています。シェーブ後の肌荒れは一番良くないと思いますし、あごの下とか出血やガサガサした肌は見た目も良くありませんからね。

肌荒れに悩んでいる人は是非フィリップスを試してみてください。9000シリーズ最高です。

関連記事

2021年春に長年使用したパナソニックラムダッシュにお別れしてフィリップスシリーズ9000を購入しました。ラムダッシュの替え刃を交換しても出血が激しくなってきたので肌に優しいといわれるフィリップスに。確かに肌に優しい。出血や肌荒れは激減し[…]